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校門をくぐるとクラス分けが張り出されていた。
「何組だろうな?ワクワクするな」
横で京谷がはしゃいでいるが、俺にとってはどうでもいい。誰がクラスメイトだろうと関係無い。
とりあえず確認の為見てみるとすぐに見つかった。
雨森和道 の名はA組の男子の一番上にあった。
「あ、カズもAか。じゃあ一緒だな。ラッキー」
京谷がそう言ったので見てみると、一番下に鷲羽京谷の名前があった。
「そうだな、よろしくな」
「何か縁があるんじゃないか?俺たち」
「やめろ気持ち悪い」
「はは、すまんすまん」
そんな他愛のない会話をしながら俺たちは入学式が行われる講堂へと向かった。
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