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約70キロメートルからに遠く遥々施設目指してやってきたのは……
殺人サイボーグ
施設ドアの前に立つ怪しい影(ボロボロのマントのシルエットが特におぞましい)
施設内には車椅子のお爺ちゃんお祖母ちゃんがベットで寝たきりだったり、たくさんいる
ほとんどがロボットにまかせっきりである…
(なかにはちゃんとした人もいます)
ガチャー(ドアが開く音)
ドンッ
「私の役目は、ここで働くことだ」
声と共に、青い眼光が光線
のごとく、バチバチと施設内に放たれた
悪魔のような機械ボイスは、たちまち中のお爺ちゃんお祖母ちゃんたちの耳に入り、誰もが一瞬固まった
「あんた、誰だあ?」
静まりかえった施設内に一人のお祖母ちゃんがサイボーグに声をかけた
だが、彼は口を開かなかった
「どったの?頭大丈夫か?」
と聞かれたが、お祖母ちゃんお爺ちゃんには言われたくない
すると奥で物音が
「あらあら!!あなたが新しいヘルパーさん?よく来て下さいました」
ペコペコと奥の部屋から出てきたのは、25才くらいの人間の女性だ
「来てくれて光栄よ。それであなたお名前は?」
「………わたしは…」
「はい?」
「わたしは……誰だ」
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