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すると
プルップルップルル…
奥の部屋から、電話の着信音がなり響いた
「あっ、電話。ちょっとそこで待っててね、すぐ戻ります」
そう言うと、女性はバタバタと慌てながら奥の部屋に戻って電話の受話器をとった
ガチャッ
「はい、こちら東京都施設32Aの`中村'でごさいます。どちら様でしょうか?」
??「彼は無事に到着したかしら?」
電話の相手は女性だ
彼?ああ、あの人か
「先程、到着されました。それと貴方はもしかして……………」
「そうよ、私は彼を作った科学者、名前は`アリス'です。よろしく」
彼女の声はロボットみたいに冷たい喋り方だ
次に私は彼女に質問を問いかけてみた
「それでは生みの親なら、彼の名前はちゃんと付けてあるんですよね?彼の名前は……」
「別に名前なんてどうでもいいわ、そちらで勝手に決めてちょうだい」
私はその時、アリスさんの声が一瞬に怒りの声に変わったと感じた
「では、なぜ彼をここの施設に就職させたのですか?」
そうよ、私はまだその理由を聞かされていない
彼女の口から聞かなくちゃ。
しかし返ってきた返事は…
「…あとのことは、そちらに資料を送ったから。彼をよろしく」
ガチャン
ツーツー……
切れた
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