ドッペルゲンガー

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(一体誰なんだ、オレと勘違いされているのは。)   不安になったオレは図書館に来ていた。ここなら本はたくさんあるしインターネットも使える。情報は豊富だ。まずオレはインターネットで調べることにした。     「なんて調べればいいんだ?」     今気付いたがどんな単語なら今の状況を説明できるページが出てくるんだ…     「仕方ない」     キーボードを打ち始める。   『自分』   こう入力した。ページが表示される。1番最初のページからどんどん見ていく。           30分位経っただろうか、1ヶ所だけおかしなページを見つけた。そこにはこう書かれていた。     『ドッペルゲンガー』     (ドッペルゲンガー?何だそれは)     ページを見ていく。     『自分と同じ姿形をした幽霊のようなもの。それと会ってしまうと死ぬと言われている。ドッペルゲンガーは最初は黒い影のようなものだが人がドッペルゲンガーを見るたびにその人に似てくる。………』     (黒い影のようなもの………会うと死ぬ………?)     オレにはあまりにも心当たりが多すぎた。             まさか、オレのドッペルゲンガーがいる………
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