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｢ちょ、なっ。は、離れろやあああああ！！！｣
いきなりなんやこの女！ 初対面の奴に抱きつくって頭おかしいやろ！！
｢あぁ…、怯えた顔も素敵ですが焦った顔もまた素敵です。と言うか先輩のすべてが素敵です。私と愛の契りを交わしましょう、先輩。｣
頬を染め、うっとりとした表情で話す女。
｢意味分からん！ 誰やお前、いいから今すぐ俺を解放せえ！！｣
｢私ですか？ 私は【瀬都 碧羽】と申します。好きなものは夢前先輩。嫌いなものは先輩を愚弄する輩。趣味は先輩を観察すること。特技は、｣
｢誰もそんなこと聞いてへんわ！ さっさと俺を離せ！ …って言うか趣が味俺の観察ってなんやねん！ 常に俺の事見てるんかお前！！？｣
｢見てます、見てます。ガン見してます。穴が開くほど先輩を見つめてます。｣
｢怖いわ！！ ストーカーかお前はっ！｣
通りで最近悪寒がすると思ったわ…！ お前の仕業かっ。
｢そう言えば、先輩最近捨て猫を拾いましたよね。｣
｢ちゃうかった。お前はストーカーやわ。｣
もうこれは
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