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「実は私…桜が嫌いなんです」
「そ、そうなのか…」
「嘘です」
「嘘かよ!」
「ちょっとしたノリです」
「ノリで切っちゃうとか桜がかわいそうだよ!」
「…」
「…」
「桜の何が面白いんですか?」
「え?」
「ですから!桜の良さを教えてください」
「えっと…」
「やっぱり、無いんじゃないですか!」
「い、いや、有る!有るから明日弁当持って此処に集合!」
『桜といったらコレしか無い!』
「ふ~ん…」
疑いの目を向ける少女、だが…
「約束ですよ?」
そう言って『にっこり』と笑った彼女に、不覚にもドキッとしてしまった…
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