プロローグ

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キーンコーンカーンコーン 校内に下校時刻を知らせるチャイムが鳴り響いた。 それと同時に、黒板の前にいる先生の話も終わった。 「起立~気を付け~礼」 号令係の作業のような号令を聞き、俺はさよならと静かに呟くように言う。 机の上に置いてある学校指定のカバンを掴み、俺は足早に教室を出た。 今日もいつも通りこのあとバイトがある。いつもよりも早めの時間にシフトが入ってしまったため、急がないと間に合わないかもしれない。 そのため、今日は家へ帰らずバイト先のコンビニへ直行することにした。
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