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「これは……ユキの子供?」
体の色が真っ白で似ていたためそう思った。
『うん。わたしの子供』
どうやら、俺の予想は正しかったようだ。子猫は勢いよく走り回ってる。すごい元気だな、俺もそのくらいの体力が欲しいよ。
「あっ、おーい、そっちは危ないぞ」
子猫が道路のほうへ走っていってしまったため、そう注意を呼びかけた。
だが、子猫は聞こえてないのか一切スピードを緩めない。
仕方ないから俺は子猫を追いかけた。事故にでもあったら大変だからな。ここ車通り多いし。
あれ?おかしいな。走ってるのに追いつかない。子猫はとうとう道路に出てしまった。
やばい。車が来る前に回収しないと!
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