プロローグ

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子猫の黒い瞳と目が合う。 『緑川龍輔』 不意に名前を呼ばれた。低い男性の声で。その声は子猫のものとは思えない………まるでほかの誰かが喋ってるような、そんな不思議な感覚に陥った。 『私の元へ来い』 その言葉が何度も頭に響き渡る中、俺の視界と意識は徐々に黒く染まっていった。
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