屈伸運動

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結局、煩悩ツリーが出てきた事が気になって、美佳子との折角のデートが台無しであった。 「俺何か悪い事したかな?」 「俺はそいつに同情する」 なんだと! 何か知った風に言いやがる 「お前に何がわかるっつーんだよ、修一は尚也のことしらねぇだろ」 「しらん」 相変わらず意味不明なやつだ。 尚也のことが気になって、話しかけたが、いつもの調子だった。 ただ、何と無く避けられるようになった・・・・様な 「たった一人の大事な友達だ」 「そうか」 こいつに相談した俺がバカだった。 ところで、 「あんた誰?」 「俺か?」 俺って、あんた女子だろ?と言ったら 「いつも一緒に昼飯食ってるじゃんか」 「は?」 そう言われてみれば、あいつの姿が無い・・・・えぇと名前は、 「悟だよ」 そうそう、そんな名前だった様な え?どゆこと? 「男の娘ってやつだな」 「気分で変えてます」テヘペロ テヘペロじゃねーよ どういうことだよ どこ行った自然の摂理 返せよ俺の常識 「なぁに?珍しいですか?こういうの?」 「はい」 なんだこの 曖昧な感情は 可愛いぞ あの体脂肪8%ですのマッチョがなぜにここまで可愛いくなるんだ! 耐えろ俺の本能耐えるんだ!!! 「スカート捲っていい?」 「ダメ」 うぅ・・・・ この日から悟の事を サトちゃんと呼ぶようになった。 ストライクゾーン広すぎるだろ俺
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