知らなくていい

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ただの仮病であった事を安心した。 ただ、彼女とデートしてたといわれ 安堵と怒りで混乱している。 「なに飲む」 「奢ってくれるのか?」 たいして好きでもない酸っぱいレモンを選らんだら、秀樹は自販機のボタンを何度も押してる。 可愛い・・・・ ここで襲ったりしたら、また煩悩ツリーが出て来てしまうと分かっているから、そんな事はしない。 ノートのお礼と言われ、嬉しさのあまり、握りしめたまま駅まで来てしまった。すっかり『ぬる~い』酸っぱいレモンだ。 俺と秀樹は電車の上下が逆なため、俺の方が早く電車に乗り別れた。 そして、俺は大変なモノを見てしまった。 あれは隣のクラスの向井・・・・ 非常ボタンを押そうとし、我に帰った。 この日のために 稽古を続けて来たのに・・・・ もしも、秀樹を傷つけてたりしたら、殺してやる。 そう誓って、急いで乗り継ぎ直して戻ったが、もう、誰もいなかった。
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