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あれから何日たったかな…
秀樹からの着信も無視し続けて、親迄心配してきてるな
でも、今ではここが一番落ち着く場所になった。
時々、ガーガーうるさいが、コンクリートの壁が冷たくて気持ちいい。
気まぐれにやってくる野良猫の相手してやりながら、突然泣き出す俺に怖がって逃げてく。
昼間はこの繰り返しだ。
これほど 傷が深いとは…
重症だな…
勉強もあいつと肩を並べたくて、必死になって頑張ったけど…
期末テストどうなるんだろう…
留年もいいな…転校もいい
お母さんに頼んでみようか
ガッタンゴットン…
電車が俺の泣きべそを消してくれる。
「やっと見つけたわ」
「・・・・先生」
なぜここに先生が?
「防災頭巾持った学生がガードレールの下に居るって聞いてやって来たのよ」
「ハハ」
「どうせもうすぐ夏休みだから、はい」
何だこれ答案用紙か?
「あなたなら簡単でしょ」
「はぁ…」
「あと、あなた勉強部に入部してるから」
勉強部とは
なんだ?
ピキペディアにでも聞くか・・・・
「そういうわけだから、思いっきり青春して頂戴」
なんのこっちゃ・・・・
それじゃまた明日と言ったような言わなかった様な
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