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彩奈の唇の変化に気づいたのは、これ以上行くなボールの手前のことだった。
「寒かったか!」
「平気だよ?」
俺にも覚えがあるな。海で遊んでると感覚が麻痺するのか、紫色の唇にしながら目一杯遊んだものだ。
速攻で岸にたどり着き異変に気づく。
「どうかしたのか?」
と智彦達に聞きながら、彩奈の身体をくまなく拭く。
「修一と悟が知らない女にナンパされて修一が凄んだら騒ぎになった。」
何だそれ。
夏の海は怖いね~と彩奈に促し、お腹すいたということだったので、海の家に行こうとしたら。
「さっきのは、何だったんだよ」
と
修一が睨んでる
「さっきの?」
何だっけ?
それよりも、海の家に
「とりあえず、彩奈が腹減ったっていうから海の家に」
「・・・・」
相変わらず意味不明なやつだ。
海の家では女二人が飲み比べていた。
男のセンスについて語っている
バレないように「ラーメン下さい、後小皿一つ」と頼むと
「さっきのは、どういう意味だ」
としつこく修一君
「何だよ、さっきから」
あ
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