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老人はいたわって?
謙介「・・・・はぁ、疲れたし腹へった。」
例えゲームの中だとしても空腹ってあるもんなんだな。
謙介「このままじゃ、ゲームの中で餓死してしまう。な、なんか食べ物を探さないと。」
だが、ゲームの中に食べ物があるはずもなく、極限状態にまで来ていた。
謙介「はぁ、レストランでもあれば、なぁ。一か八か、宿屋にでも行ってみるか。」
そして、宿屋の前についた。なんで、こんなはめになってしまったのだろう。あのメールのことを思いだし、つくづく後悔した。
チャリンチャリーン。
宿主「いらっしゃーい。」
謙介「あの、なんか食べ物ありますか?」
宿主「ああ、あるよ。宿にとまってくれさえすれば、すぐにでも用意できるよ。」
謙介「それはありがたい。宿代はいったいいくらなんだ?」
宿主「ああ、100Gだね。」
謙介「えーっと・・・・・」
自分の持ち合わせの金ではギリギリであった。仕方ない。背に腹は変えられない。
謙介「じゃ、じゃあコレで・・・・」
????「よぉ。」
背後から聞きなれた声が聞こえてくる。コレは・・・・
竜二「いたいた。コレがおれの友達の謙介だ。」
ゆい「・・・・・・・・・。」
そこには僕の友達と女の子が立っていた。
謙介「やっぱりお前もいたのか。で、そこの女の子は?」
竜二「ああ、この子はゆいちゃんってーんだ。ほら、ゆいちゃん自己紹介して。」
ゆい「あ・・・あの・・・・その・・・・つ、付き合ってくださいっ。」
その瞬間、謙介と竜二の動きが完全に止まった。
謙介(え?いったいなにをいったんだ?付き合って?)
竜二(そ、そんなバカな!!何故だ!!あんな初対面のヤツなんかに!!いや、確かに俺も初対面だし、ちょっと期待していた所もあったけど、いやいやいや、そんな事はいいとして。)
謙介・竜二「なんで!!」
ゆい「え・・・・と・・・・その・・・・・・一目惚れ、だからです。」
謙介「え・・・・・。」
や、ヤバい。スゴく顔が熱くなってきた。
竜二「・・・・・・。」
終わった。終わったよ。俺の初めての青春、そして、恋心よ・・・・・。
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