冒険のはじまり

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冒険のはじまり

おじいさん「いやー、すまんのう。」 あれから、大体30分くらいおじいさんは気絶していた。 謙介「とりあえず、おじいさんはこんな所でなにをやっていたのですか?」 おじいさん「いやぁー、この世界には食いもんが売ってなくてのー。ちょっと耐えきれず気絶してしもうたわい。」 ワハハハハハ!! コレで確信が持てた。このおじいさんもこの世界に取り込まれた人の一人だ。この世界では、普通では腹が減って、気絶するなんて事はない。あり得るとするなら、ログアウト出来ずに取り込まれたとしか言いようがない。 謙介「な、なぁおじいさん。」 おじいさん「ん?なんじゃ?」 謙介「俺たちとパーティー組まないか?」 おじいさん「いやじゃ。」 謙介「なんでだよ!!」 おじいさん「そりゃあ、もうそこら辺にいるかわいこちゃんたちとウハウハしたいからのぉー♪」 一同(ダメだ、こいつ。) 謙介「お、おい竜二。」 僕はこそこそしながら竜二に聞いた。 謙介「お前の力でこのじいさんのこころを読んでくれないか?」 竜二「分かった、やってみよう。」 竜二「開け!全てを見通す真実、インスペクトラルアイズ!!」 謙介「いや、無いから。」 竜二「・・・・・・・・・・!!見えたっ!!」 謙介「で、どうだった?」 竜二「ああ、こいつ、完全にエロい事しか考えていやがらねぇ。」 謙介「・・・・・・・・・」 どうしよう・・・・・ ゆい「嫌よ、こんなエロジジイと一緒に旅をするなんて!!」 謙介「でも、一応数は多いほうが良いと思うんだけどな。」 ・・・・・・・・・ いったいどうしようか。 おじいさん「一緒に行ってもよいぞー。」 一同「へ?」 おじいさん「今さっき助けてもらった恩義もあるしのぉー。こんな老いぼれでよかったのなら、お願いしますじゃ。」 ゆい「でも、こいつエロジジイだよー。」 源六「わしゃ、エロジジイじゃないわい!!源六(げんろく)という立派な名前があるぞい!!」 ゆい「えー?じゃあ、もう絶対痴漢はしない?」 源六「それは、わからん。」 ゆい「ダメじゃない!!」 謙介「ま、まぁ落ち着けゆい。いざという時は俺が守って見せるからさ。」 ゆい「さすがダーリン♪たよりになるぅ♪」 謙介「という訳で、これからよろしく。源六さん。」 源六「うむ。源六でよい。」 謙介「で、源六さんの力はなんですか。」 源六「ふむ、力とは何だ?」 謙介「え?・・・まだ自分の力に気づいて無いんですか?」
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