プロローグ

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「あ~、今日も終わったなぁー。早く家に帰るか。」 僕の名前は遠藤 謙介(えんどう けんすけ)桜ヶ岡高校の2年生だ。 帰宅部で、成績も普通。何処にでもいる高校生だ。ただ一つ人と違うところがあるとするなら、死なないという事だ。しかし、不死身とかそういう訳ではない。死んだ瞬間に目の前が完全に真っ暗になったあと、自分の部屋にいるのだ。なぜ部屋に戻っているのかは知らない。だが、この不思議な力のおかげで何度も助けられている。 この世界には不思議な事に能力者と一般人がいる。外見からは見分けはつかないがそれぞれの能力者はいろんな能力をもっている。僕も能力者の一人だ。 本当にありがたい事だ。 でも、ふと思う。僕のこの能力はいまいち分かりづらくこの能力を突き止めていないから、もしかしたらいつしか能力が発動せずそのまま死んでしまうのではないかと。
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