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????「・・・・・い・・・・・おい・・・・・オイ!!」
謙介「・・・・・・・・っわぁ!!」
いきなり目の前に見馴れた顔が飛び出してきて、僕は思わず後ろにのけぞった。
????「オイオイ、大丈夫かよ。ずっと下を向いて歩いているし、話しかけても反応しないから心配したぜ。」
謙介「あ、あぁゴメン。ちょっと考え事をしてたから。」
????「そうか?ならいいが。」
こいつは音無 竜二(おとなし りゅうじ)ウチの学校のなかでも一、二位を争うバカだ。
竜二「オイオイ、その説明の仕方はひでぇんじゃねぇの?」
ちっ、人の心を読むなよ。
竜二「わかったよ。」
・・・・・・・・
という訳で、こいつも能力者だ。けっこう気が合うヤツで根はいいやつだ。ちょっと難癖があり、人のこころを読む能力をもっている。
小学校からの付き合いで、切っても切れない腐れ縁ってヤツだ。
まぁ、これぐらいでいいだろ。
竜二「あぁ、いいぜ。」
謙介「だからこころを読むな!!」
とこんなバカな事をやっているうちに俺の家の前まで来てしまった。
竜二「じゃあまたあとからな。」
謙介「ハイハイ。」
なぜこのような挨拶をするかって?
それは今流行っているオンラインゲームをするからだ。
ゲーム名はレディアント・ブラスターというゲームだ。頭につけるタイプのゲーム機でヘッドマウントディスプレイという機器を使いバーチャル世界に意識を送り込んでいる。最近毎日二人でパーティーを組んで戦っている。
謙介「さーて、今日も始めますか。」
PC の電源を入れて、ゲームを始める準備をしていると、メールの着信音が鳴った。
謙介「・・・? だれからだ?もしかして竜二か?」
確認してみると全然知らない宛先だった。
謙介「えっと、げームヲシないデ だって?」
どうせなんかのいたずらだろうと思いそのまま僕はゲームの世界に入っていった。
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