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私は委員会に向かった。
<ガラガラ>
委員会が行われてる教室へ入るともう委員会が始まっていて、少し気まずかった。
…うわぁ
ネクタイとリボンの色からして前のほうに3年。
そのうしろが2年。
1年が1番後ろ。
ちなみに私は1年生。
2つしか空いてない席は
1つが2年女子の先輩の隣。
…先輩の隣は気まずい。
そしてもうひとつが
1年男子の隣。
その男子は顔をふせて寝ているようだったから顔は見えなかった。
…寝てるし、あの人の隣でいーや。
そう思ってその人の隣に座った。
とくに私には関係のなかった委員会の話を聞き
無事に委員会は終わり先輩から順に教室をでていった。
…さて、
私も帰ろう。
そう思って立ちあがったが私の隣の席で今だ寝たままの彼が気になった。
…起こさなかったら、ずっと1人で寝てるのかな…
…それは可哀相かも。
「あのー…
委員会終わりましたよ?」
そう言って体を揺すっても彼の反応はなし。
…どうしよう。
…置いて帰るのも気がひける…
…起きるまで待つか…
今思えば私は
どうして見ず知らずの彼が起きるのを待ったのだろう
ただ隣の席になっただけ。
でもなぜか
ほっとけなかったのかな…
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