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そう、僕が落ち込んでいると、
「あの人、可愛いね!」
陽翔が目を輝かせながらその主人公を見ている。
「でも、ライバルが沢山……しかもみんなイケメン」
そう落ち込んでいるが、あんな主人公を囲ってるイケメンより、僕的には陽翔の方が数倍かっこいいと思うんだがな。
て言うか、見つかりませんように見つかりませんように見つかりませんように……
「あ!君はあの時の!」
うそ~ん。
「同じ学校だったんだね!」
そう僕の近くまで寄ってくる。
もう止めて!僕のライフはとっくに0を振り切ってるからっ!
「私の名前は、弥生。赤土 弥生(あかど やよい)だよ!よろしくね!」
そう言って僕に手を差し出してくる。
え?手を握れってか?
嫌なんだけど。触りたくないんだけど。
てか、周りの女子が
「キー!あの子も赤土の毒牙に!」
「しょうがない、こういう運命なのさ」
「奴の顔面を整えなきゃいけない日が来たようだ」
最後の方、是非こいつの顔面を整えてやってください。その方が地球の為です。
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