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「・・・・・・は?」もう一度言う。
「・・・・・・は?」確かに言った。僕は言った、けど今はそれどころじゃない。分かるでしょ、冒頭読んでたら分かるでしょ?え?分からないって?仕方ない・・・って僕に説明させる気か!分かんなかったら冒頭読め!
分かったなら良い。確かに「は?」って言うだろ?誰だって言うさ。何故なら今此処に変な女が突っ立っているから・・・。結局説明しちゃったし!
(ゴホンッ!)そんな事より、何故此処にいるのか不思議だ。だってこんな何気ない生活暮らしてるんだよ?そんな変な事してないよ?罰あたりな事してないよ?あ、言うの忘れてたね。
僕は田中 奏(たなか そう)
・・・ね?普通の名前でしょ?ほら、普通だって言ってるでしょ。ってかコレを普通じゃないって言う人がいるのかなぁ。
(ゴホンッ!)また話がずれたね。えっと、女が突っ立っている辺りからか。その少女は僕の方をガン見している。目が充血するほどガン見している。
「・・・・・・」
「あの――」
「何」
「ひっ!」一応生きているか反応を確かめるため声を掛ける。が、必要はなかったようだ。御覧の通り、返事を返すのが早過ぎ・・・・・・るっっ!!何この早さっ!怖!え、マジで怖い!何だこの子、何か怖い!よくよく見たらこの子僕より年下じゃないか!?明らかガキだぞ!
無理だ、一緒に暮らすなんて無理だ。いくらこんな子に言われたからって暮らせる訳がない。
確かに見た目は可愛いというか、少し落ち着いた感じの人っぽいけど、それに髪が長く、背は僕より少し小さめ。
因みに僕は170㎝ぐらいだった気がする。あ、中学生じゃなくて高校生なんだ、一応。何?背が小さいって?煩いわ!そんなの自覚済みに決まってるだろ!皆180㎝位なんだよ!そうだ、皆がデカイんだ、僕が小さい訳じゃない、断じて。
さて、この子を如何するか・・・。
1・一緒に暮らす
2・無視して家に入る
3・いっその事、逃げる。
4・殺る
5・殺られる
いや、5おかしいだろ。明らかマゾだぞ。何だ殺られるって、マゾ以外ないぞ、5は。えっと、この選択何とも言い難いなぁ。4も怖ぇし、3は何か置いて行かれたこの子が可哀想だし2もなぁ、失礼過ぎるし・・・
やっぱり1しかない。
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