彼の日常のデキゴト

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・・・・・・てな訳で暮らす事になった。だって選択が1しかないんだから。言うの忘れてたけど、この小説何でか知らないけど選択が出てきたら必ず選ばなくちゃいけない、という仕組みがあるらしい。理由?そんなもん知らねーよ。僕だって好きで選択してる訳じゃないし、でも不思議とツっ込んでたのは別に嫌ではない。のは、僕自身ツっ込みが好きだからであって―――――― ピンポーン お、友達かな?きっとそうだろう、僕は一軒家に一人暮らし、している。勿論親のお金で、暮らしている。だってまだ高校生だし、そんな裕福な生活は出来ないよ! 「はぁい」 「おっ、奏か?」 「いや、今は・・・」コイツは友達の笹川だ、僕と同じ高校に通っている奴だ。別に特にコレといた特徴・・・ あった。 コイツは少し、いや、かなり変な奴で女の子を見ると落ち着かない―――いわゆる女好きってヤツだ。だから今コイツを家に入れる訳にはいかないのだ。ただでさえ今意味分からない女の子がいると言うのに、家に入れたらもっと大変になる。けど時間は僕を待ってはくれなかった。 「おっじゃましま――――おぉ!可愛いねぇ君、何処から来たの!?」 「あちゃぁ・・・・・・」見られた、全身見たよコイツ。キレイサッパリきちんと見たよ。しかもあがって良いなんて一言も言ってないのに。きっとこの子も困っているに決まってる筈だよ――― 「えぇーっと、私わぁ、美和って言うのぉ・・・!」 「えぇぇぇ!?!?!?」喋った!僕に対して何にも喋ってなかったのに!?何でコイツには喋るのかな!?しかもメッチャギャルじゃないか、オイ!?そんな奴だったの!?渋谷とかにフツーにいる奴だよね!? 「マジかっ!俺は笹川って言うんだ!」 「お前もかいいいいいっっ!?」お前も馴れ馴れしいわっっ!こんなに仲良くしてるならさっきの僕とあの子のやり取りは何だったの!?ってかいっその事二人で暮らしてくれないかな!? 「・・・はぁ」何か、一気に疲れが溜まった、いや、増えた気がする・・・。
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