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☆

「じゃー名簿順で２人ペアを作って！」

中学１年の春。

真新しいぶかぶかの制服に身を包み、期待に胸を膨らませながら入学した中学校。

今日は入学式から、３日目。

徐々に徐々にみんな打ち解け、ちらほらと仲良しグループが誕生しつつある。

でも、どのクラスにも１人は孤立しがちな子がいる。

先生はその状態をなんとかしたくて、『名簿順』という１番公平な分け方にしたのだろう。

教室の後ろに名簿順で１列に並び、２人ずつ横に並べていく。

「はい、じゃーここ２人。」