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こうなると
もうなにも考えられなくなる。
他のことはどうでもいい
ということでは決してないけど、こうして彼と向き合っていられることの他に優先させなければならないことなんてないし
また
こうして彼の体温を感じられていればそのことこそがわたしの動力になるから。
なんて
そんなこと思いながらも
頭の片隅で
そういえば、キスマースの話途中だったような・・・
と思わないでもなかったけど。
首筋にキスをされたとき
「ひゃっ。」
あまりにもタイムリーで身体がいつも以上に敏感に反応してしまったようで。
「ね?さっきの・・・」
「ん?あぁ、語らせると長くなるけどいいのか?」
短く啄ばむキスを繰り返しながら言う。
こんな・・・
ここまでしといて?
その気になったって言ってくれた、のに?
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