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「しかも、スベッスベ。」
そう言いながらその手は何度もわたしの肩から手首辺りを往復してる。
「いっ、いや、すべすべなのは温泉に入ってるからかと・・・」
なんの言い訳だか知らないけど自然とそんな事を言いながらその手から逃れようとした。
だって、地味にくすぐったいんですってば!
くすぐったがり屋のこっちとしてはそういう手つきで触られたんじゃ、どうも我慢できなくて。
「ははっ。
これもくすぐったいのか。」
彼にもそれが伝わったよう。
一安心。
だって、嫌で逃れた訳じゃないんだもの。
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