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夢見る少女なわけじゃないけど、人を好きになるボーダーラインがあるのかな。 なんて思いはじめたのは少しずつ、少しずつ彼に対する想いが募ってきたからなのかも。 仕事終りの約束の日、既に仕事を終えて帰宅していたわたしを迎えに来てくれた彼は初めて見るスーツ姿。 いつも会う休日スタイルとは違うソレにハートが飛び跳ねた。 暗闇の中でハンドルを握る横顔もしかり。 お互い明日も仕事だということで近場で食事をしようということに。 全国展開してる定食屋さんで彼は唐揚げ定食。 わたしは焼き魚定食を食べて。 まるで何年も一緒に居たかのような穏やかな時間を過ごした。 朝はだいたいトーストで、昼はコンビニだという彼の食生活に驚いたり。 そういうことを聴くと、だったら夜はつくってあげたいなぁと自然に思ってしまったのには自分でも恥ずかしくなった。 けど、しかし・・・ 夜の待ち合わせってことで秘かに何かを期待していたわたしは、いつの間にか風船がしぼんだような感じ。
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