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「ですが間宮様…心臓が無いのでしょう?」
「そうなんだけどさぁ」
純平は首をかしげ、斬魔刀を出現させて指先を斬る。
血は流れる。
血液の循環はされている様だ。
心臓が無いのにどうやって?
「まさか間宮。お前の心臓は柾木の心臓なんじゃないか?」
「え?だってトイレさんは心臓ないって言ってたけど」
「じゃあ柾木の摘出した心臓はどこにあるんだよ」
「俺の…中?」
左手で右手首の脈に触れる。
脈に触れれない。
というか脈がない。
やっぱり身体は死んでる。
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