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「純平君は帰ったのかい?」
「トイレさん…まだいたの?」
「伝えておきたいコトがあってね……その…心臓のコトで…」
「え?まだあるの?眠いんだけど」
「実は摘出した柾木の心臓には…………」
「…え?」
美穂の眠気は消えていた。
………………
「純平!!大丈夫か純平!!」
目を開く。
映ったのは血相をかいたセバスの顔だった。
硬い地面に仰向けで寝かされている。
「セバス?あれ?俺…」
起き上がり辺りを見渡す。
大通り公園なのに人はいない。
いるのは純平とセバス。
そして。
目の前には無惨な姿で内蔵をぶちまけられ血溜まりに倒れている司会の男が倒れていた。
to be continued…
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