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「だったら柾木が…!!」
2人は柾木が入院している病院へと向かう。
セバスの推測が正しければ柾木にもブラッドレインだった頃の双葉。
つまり残忍さや冷酷さが受け継がれているのかもしれない。
たった今純平にその反動が起こったというコトは柾木も今頃…。
不安を抱えながら病院へと向かう。
「柾木!!…!?」
目の前光景に目を疑う。
看護師や清掃員が集まっていたのだ。
病室は散乱していて。
何が起こったかを物語っている。
割れた窓から風が入り、カーテンレールから外れたカーテンがヒラヒラを波打っている。
「間に合いませんでしたね…」
「マジかよ…柾木…」
「柾木を気配は感じますか?」
「いや、ダメだ…怪道使ったのか途切れてる」
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