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死神界。
暗黒街。
路地裏にはスーツの男が集まっている。
普通ならこんな無法地帯に警察なんて来やしない。
麻薬の一斉検挙やガサ入れでもあったのか?
「ちょっと通るぞ」
「あ!!すいませんここは一般人は立ち入り禁止ですので」
「俺だ。警視庁第零課所属の間宮だ」
国際警察の人間も一応警察だ。
だが人間界ではありえない第零課というのがある。
その第零課が国際警察なのだ。
純平は美羽にそれを教えられた時に最初は思った。
非公開組織なんだよな!?
非公開組の国際警察とか情報ユルユルじゃねぇの!?
って。
「あ!!失礼しました!!お疲れ様です!!」
「おう」
現場まで向かう。
焼けたような悪臭が鼻を突く。
「遅ぇぞ相棒」
「お前が早いんだよ」
何故か夏目はスーツではなく私服にエプロン姿だ。
それにエプロンの真ん中には可愛いウサギさんの絵が描かれている。
そう言う純平も私服だ。
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