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「そんなダークファンタジーなのあり得ねぇよな」
純平はタバコに火を付ける。
「なぁ間宮…これと同じ事件前になかったか?」
純平は口を開く。
「焼死体なら見飽きたよ」
「そうじゃねぇよ。何年か前にもこんなさ。焼死体に服だけ着せてあって」
「あー。そう言われたらあったなぁ。確かその時は衣服の劣化も激しくて身元も解らなかったが」
「今回はちゃんとした服だわな」
死体の衣服。
ズボンにワイシャツ。
会社員のサラリーマンだろうか?
だがこのズボン…。
「……!!なっ夏目!!すぐ鑑識呼んでくれ!!」
「あ!?どうした!!」
「このズボン柾木とか同じ学校の制服だ!!」
「おっお前…まさかこの遺体政木の!?」
「考えたくないけど…俺に似たDNAが検出されたのってこの遺体か?」
「いや、この服に着いてた髪の毛だ」
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