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柾木と同じ桜橋の高校。
そして俺に似たDNA。
この遺体はまさか。
考えたくない。
「間宮さん!!」
鑑識が純平を呼ぶ。
「あぁ!!この遺体の身元は?」
「伸長168cm。やせ形。それと制服に入っていた生徒手帳に名前が」
「…その名前は?」
「藤堂 晴彦(はるひこ)人間界の桜橋大学附属高校に通う高校2年生です」
それを聞いた純平は安堵の笑みを浮かべる。
「良かったぁ~」
「何が良かっただよ純平!!」
美羽が後ろから純平の頭を叩く。
「ってぇ…白矢課長」
「人が一人死んでるんだぞ?不謹慎過ぎやしないか?」
「それが…」
純平はこの一件を美羽に説明する。
「そうか…実はまだ報告していない案件があってね」
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