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その降り立った男は一際眩い光を放った。
「うう・・・。」
男の呻き声が聞こえる。
怪我でもしたのか?
彼を確認できた帝がそう思う。
「くそ、いって~。あの野郎~、ってありゃ?」
男は砂煙の中、立っていた。
虎 side
俺が目覚めたのは、地面に到達する100mくらいのとこだった。
俺は急いで翼が生えるように願った。
そしたら背中に違和感を感じたが、そんなことを気にしていたら木っ端微塵になりますとも!
トラ(羽ばたけ!)
そう願ったのは地面から10mくらいのことだった。
地面に着地しようと翼を羽ばたかせたとこ、あと少しというところでいきなり翼が消えた。
まあ、不時着という結果で着地できたが・・・。
その場所が戦の真っ最中というね。
なんとbadtimingなんでしょうね。
トラ「・・・。」
虎は無言で向かいあった魔族にガン飛ばしていた。
それを不快に思った魔族が襲ってきた。
ローブを羽織っている人たちが逃げるように急かしている。
だが、虎はそんなことはせず、真っ直ぐ来る魔族を
トラ「・・・弾けろ。」
「ギャギィィィ!」
パンッ!
破裂させた。
ー
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