6人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
虎を見つけられた男 side
空から降りてきた男は、目の前にいたグリアリを瞬殺し、彼に攻撃を放った中級魔族すら倒していた。
その光景を目の当たりにした魔族たちは、すぐに撤退していった。
「ふー。助かったな。」
男の肩に手を置いた男は火帝・カリ=キュラム。
「そうじゃな。怪我はないかの?」
みんなの心配をする土帝・キュリアス=ケアンズ。
「みんな怪我なさそうだよ~。」
「水風帝さんは大丈夫~?」
同じような口調で報告をする光帝&闇帝・ジュウ=リアン&キュウ=リアン。
「ああ、問題ない。」
闇帝の言葉に返事をする水風帝・ショウ=シアトル。
カリ「問題は・・・あいつだな。」
カリはそう男に言う。
魔族には見えないが・・・。
キュリアス「魔族かの。」
ジュウ「だとしたら」
キュウ「面倒だね。」
キュリアスとリアン兄弟がそう言う。
ショウ「まだ、わからない。」
ショウがそう言うと、男の方に来て
ショウ「どうする、全帝。」
全帝と呼ばれた男は少し考えてから、
「俺が聞きにいく。みんなも付いてくるように。」
と言った。
ー
最初のコメントを投稿しよう!