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    虎を見つけられた男 side 空から降りてきた男は、目の前にいたグリアリを瞬殺し、彼に攻撃を放った中級魔族すら倒していた。 その光景を目の当たりにした魔族たちは、すぐに撤退していった。 「ふー。助かったな。」 男の肩に手を置いた男は火帝・カリ=キュラム。 「そうじゃな。怪我はないかの?」 みんなの心配をする土帝・キュリアス=ケアンズ。 「みんな怪我なさそうだよ~。」 「水風帝さんは大丈夫~?」 同じような口調で報告をする光帝&闇帝・ジュウ=リアン&キュウ=リアン。 「ああ、問題ない。」 闇帝の言葉に返事をする水風帝・ショウ=シアトル。 カリ「問題は・・・あいつだな。」 カリはそう男に言う。 魔族には見えないが・・・。 キュリアス「魔族かの。」 ジュウ「だとしたら」 キュウ「面倒だね。」 キュリアスとリアン兄弟がそう言う。 ショウ「まだ、わからない。」 ショウがそう言うと、男の方に来て ショウ「どうする、全帝。」 全帝と呼ばれた男は少し考えてから、 「俺が聞きにいく。みんなも付いてくるように。」 と言った。 ー
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