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「こりゃ、何騒いでおるんじゃ。全帝ともあろう者が。」
と言いながら部屋に入ってきてユウの頭を叩いたお爺さん。
ユウ「イテテ。ちょっと力入れすぎではないですか?」
ユウの頭にはタンコブができていた。
だが、そんなことはお構いなしに近づいてきたお爺さん。
「おー。おまえさんや、怪我はなかったかえ?」
トラ「あ、はい。これといったものはないです。」
あくまで、覚えている限りですがね。
「そうかそうか。わしはここのギルドマスターで土帝・キュリアス=ケアンズじゃ。」
トラ「僕は西下虎と言います。」
本日2度目の自己紹介。
キュリアスさんは「珍しい名前じゃな。」など呟いて、
キュリアス「時に虎とやら。まだギルド登録しとらんじゃろ。」
虎は素直に首を縦に振った。
キュリアス「なら、さっそくするかね。じゃがユウ、一緒には行けないぞ。」
ユウは頭をさすりながら、何故?とでも言いたそうな顔でキュリ爺を見ていた。
キュリアス「もしわしら以上の力で、2つ名も分かってしまうとおもしろくないじゃろ。」
キュリ爺はフォフォフォと言いながら、登録場所に連れて行ってくれた。
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