学園にいこうか。

10/27

6人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
    生徒会 side 会長のリジュン モリ「……何故だ。」 あんな奴には一度も会ってなかったが、転生前に会った奴に似ていた。 俺、森本利潤は転生前、ある族の族長だった。 その族は、無敵無敗の族だった。 だが、ある時……。 「族長!」 族の下っ端の一人がすごい速さで来た。 モリ「どうした…。」 「下っ端の一人が、一般人のガキに怪我負わしちまって……。」 モリ「なに?」 俺の族では、一般人には手を出さない。 だからこのときは、一般人に喧嘩を仕掛けたと思った。 モリ「そいつのとこに案内しろ!」 そして、少し懲らしめてやる。 俺はそう思っていた。だが、 「まだ話しは終わってないでっせ、族長。」 そう言って下っ端は語り出した。 怪我を負わしたガキの兄貴がガキを助け出し、遠くのところに置いて戻って来たという。 普通の奴なら、すぐ119だがそいつは戻って来て、怪我の原因の奴らを瀕死にしたという。 モリ「………。」 「俺、決死の覚悟でこのことを族長に……。」 そう言って下っ端は倒れた。 モリ「……簫、どう思う?」 俺は副族長の諮蹟琉簫に聞いた。 ショウ「利潤、それは彼に聞いてみましょう。」 そう言って俺たちの前にいる人物を指差した。 こいつか……。 モリ「なぜ、一般人の奴が……。」 そう言った次の瞬間、俺の隣で誰かが殴られた音がした。 モリ「……!簫!」 ショウ「……ガハッ!あ、あなた……一体。」 ドサッ。 奴の手には……鉄パイプ! 利潤は彼のしたことが、この族への挑戦であることを感じ、鉄パイプを手にとって。 モリ「キサマ……何者だ!」 トラ「……族潰し、虎聖だ。」 そう言って、俺は気絶した。 -
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加