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虎 side
ガサガサ……
ジュウ「虎聖く~ん」
キュウ「どこに~いるの~?」
ユウ「でてこいよー。」
ガサガサ…
トラ「……行ったか。」
スタッ
やっと生徒会の奴らから逃げれたか……。
全く、まさかユウが本物か見極める「サイレンティーション」が使えるとは……。
これは盲点だったな。
トラ「はあ…。厄介だな。」
とりあえず、街の方に行くか。
「あ!いたぞー!」
チッ、ほかの奴に見つかったか……。
トラ「………やれやれだぜ。」
遠くの方で「フレアチェーン」て聞こえたが、そんなちっぽけなチェーンで俺を捕まえられると思ってるのか?
トラ「ダイタルチェーン。」
魔法を打ってきた生徒にその周りにいた生徒、その後ろから来ていた生徒―生徒会はいなかったが―生徒のさほどが虎聖の放ったチェーンに捕まった。
トラ「………せいぜい頑張れよ。」
そう言って虎聖はその場を後にした。
街にいる虎聖1
いやー、この街は広いなー。
街にはいたるところに―10人くらいしかいないが―生徒が数人いるが、俺たちに気づいてないようだ。
「あ、あいつ……。」
虎聖2があそこで誰かに見つかったな。
トラ2「………!」
そして虎聖2は、その場から消えた。
あー、捕まったんだな。
あれ?てことは俺もか……。
・
トラ1「でも俺って虎だよなー。」
それも元は伝説の獣『白虎』。戻ろうと想えば戻れるが、
白虎「今は主に頼まれているからな~。」
「いた!」
さーて、この街を逃げまわるか。
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