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彼が撃った魔法のせいで周りが見えない。
モリ「く、クソ!サイスリ!」
俺は初級の風魔法で、周りで舞っていた土煙を晴らした。
だが、彼の姿はなかった。
「………か、会長?」
その声の方に振り向くリジュン。
モリ「……なんだ、ユウか。」
そこには、二年のユウ=レイヤーがいた。
モリ「なあ、編入生を見なかったか?」
たしか、俺の前にいたはずだが……。
ユウ「え?見てませんけど……。」
モリ「そうか……。」
俺はそう言うと、学園に向かった。
虎聖 side
トラ「ふー、あぶねー。」
一瞬違う自分が身体を操って危うく手に掛けかけたぜ…。
まあ、すぐに取り戻したから、怪我もなく帰ってくれたが。
トラ「にしても、あの族の長がここにいたとは……。」
ってことは、あの族の幹部クラスもある程度いるな。
はあ……。厄介なとこに入ったもんだ。
トラ「まあとりあえず、おもろそうな奴らだったな。」
大会終了まで後8日。
キ
ン
グ
・
ク
リ
ム
ゾ
ン
そして、8日後のお昼。
早い言わないで。ネタが尽きた。
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