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「りっちゃん!俺の……俺のお嫁さんになってください!」
「……いいけど。」
即答した。
ら、目をこれでもかってくらい広げる将平。
自分で言っておいて何驚いてるんだろうか。
断られるとでも思ってたのだろうか。
まあ若干、なんで今日、とかなんで今、とかいう疑問はあるけど一応付き合って3年だからね。
歳も25だし、そういうことを考えないでもないから許してあげる。
「り、りっちゃん?!これは結婚しようってことなんだよ?!そんなに即答していいの?!
もうちょっと、考えさせて、とかその……。」
意外と細かい奴だな。
別にいいじゃない。
「分かってるよ。けど、将平とは結婚しても良いと思ってるし、結婚したいなって思ってたから。
考えてほしいなら考えるけど。」
「ちょ、ちょっとりっちゃん!何さらっと嬉しいこと言ってくれるの?!あと言ってることちょっとおかしいよ?!
別に考え直してほしいわけじゃないから!」
「あ、そう。じゃあ、これからもよろしく。」
「う、うん。………って!りっちゃん!」
まだ何かあるの?と言う顔をして将平を見たら、何故かため息をつかれてしまった。
あのバカ男にため息つかれるなんて、私まずいな。
「りっちゃんって、しっかりしているようだけどたまにすっごく抜けてるよね?そこが良い所で可愛い所なんだけど。」
「何が言いたいのさ。」
「んー!大好きっ!」
「知ってる。」
ええ。
今日も平和です。
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