0人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、
舞は正門に停まっている
タクシーに乗った。
外は雨…。
見送る事も出来ない…。
「またね♪」
「うん…。」
「元気でな。」
「しっかりやれよ!」
「ありがと…!」
そして、車は出発した…。
もう、会えないの?ずっと?
そんなの苦しい…。
苦しすぎる…。
「祐ちゃん!?」
部屋を飛び出て、
車を追い掛ける。
「ちょっと祐ちゃん!」
「追うぞ!」
「無駄だ。
元陸部のあいつには、
敵わないだろ。」
「そっか…。」
「舞~!舞~!」
必死になって呼ぶ。
「舞~!」
「ゆ、祐!?すいません!
停めてもらえますか?」
「舞~!」
「バカ!何やってんのよ!
雨も降ってるのに。」
「これを…、
渡そうと思って…。」
舞に、☆のペンダントを渡す。
「ありがと…。」
「最後に…、会えて…、
良か…っ…た……。」
「祐!祐!祐~!」
最初のコメントを投稿しよう!