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そして、外に出て
メールの問い合わせをしてみる。
『新着メール一件』
舞からだ。
『どうだった~?』
『入院するかも…』
『マジ…?』
『うん…。
地元の病院
行った方がいいみたいだから、
直行するね』
『了解~。
お見舞い絶対行くね!』
『Thank you!』
あまり、
心配はかけたくなかった…。
そして、地元の病院に着いた。
「入院しなければ
無理かもしれません…」
「そうですか…」
家が心配なので、
一先ず帰る事にした。
殆どの家は崩れ、
いつもと違う光景が目に映る…。
その瓦礫の奥に、
家が一軒建っていた…。
白い屋根…うちだ。
耐震構造のうちは、
崩れなかった。
「ただいま~」
「祐樹!?無事だったのね」
「まぁ…」
傷はあるけど…。
「皆は?」
「皆も無事よ!」
幸い、
土曜の朝だったので
家族全員家にいた為、
助かった。
「その傷、どうしたの?」
「…血管が、破裂してるみたい…」
「病院には?」
「もう行ってきた。
もしかしたら入院するかも…」
「そう…。平気?」
「余裕!
離れてても皆と
繋がってるから!」
「そうね!」
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