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2×××年 4月15日 天上院学園 開校日
俺の名前は紫史辰 夙(ししたつ しく)。
今年から開校された天上院学園に花々しく入学することになった。
この学園に入学することに決めたのは二つの理由による物だ。
一つ目、八年前にできたばかりの島で強制的に付属の寮に入ることになるからだ。
家庭事情で家出どうぜんのように出てきたからな。
二つ目、開校されたばかりで、上下関係が無いからだ。
人間関係が苦手だからな。
以上の理由によりこの学園に入学することにしたのだ。
「それにしても、でっかい学園だな・・・」
この言葉は嘘ではない、島の大きさは、半径10キロメートルぐらいの円形の島、その約1/3を学園の敷地が占めている。
そしてこの学園が大きいのは敷地だけではない。
この学園の校舎は6階まであり、さらに地下にはこの島のあらゆるエリアにつながっている。
「そろそろ入学式が始まる、自分の教室がどこか掲示板まで見に行こう。」
掲示板に向かって行くと人だかりができていた。
どうにか掲示板を見ると、1-Sであると分かった。
1-Sの横に担任の名前が書いてあった。
"長瀬 四之介"
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