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その後、3人で叔母の家に向かうことになった
途中、川原で一休みすることになった
俺と克哉は、ベンチに座りやさかは
俺達に見せるように水切りをして遊んでいた
克哉は口を開いた
「少し痩せたな」
さやかの方をみながら
「ああ」
克哉は話し続けた
「何度も面会に行こうと思ったけどな…
ユウが自分の姿を
見られたくないんじゃないかと思ってな…」
克哉は立ち上がった
「ああ、それもわかってる」
向こうではさやかが嬉しそうに手を振っている
「なにも聞かないんだな…
刑務所でのこと…
事件のこと…」
克哉はさやかに手を振り話す
「そんなこと聞いてどうなる…
ユウが約束通り生きて帰ってきた…
それだけで十分だろ」
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