旅立ち

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「やめろ!俺は、そう言うがらじゃねー もう終わったことだ」 横から克哉が 「そうそう、仁さんのことは気にすんな」 仁さんは克哉にゲンコツをいれた 「お前は気にしろ」 そんなやりとりがどこか懐かしかった すると俺の持っていたビニール袋を克哉は勝手に開けてみた 「おっ!ビールあるじゃん 仁さんなかなか気がきくじゃん」 またゲンコツされてる 克哉は気にせず 「よーし、出所祝いしようぜ」 仁さんが言う 「俺は、まだ勤務中だ、お前たちだけで飲め」 克哉が仁さんに  「一本ぐらい付き合えよ」 仁さんは悩んだあげく 「一本だけだぞ」 克哉は喜び 「よっ、不良刑事」 またゲンコツされた
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