旅立ち

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「いや、仁さん、いいんじゃないかな」 俺は、話し出した 「突拍子のない事を言ってるけど 実際、俺は、克哉の心の光で救われた 俺も付いていくよ… こいつならなにかしでかしそうだしな…」 仁さんはビールをもう一本開けて飲みだした 「ギター片手に上京か… なんか面白そうだな… よし、お前たち行ってこい」 するとさやかが窓からヒョコッと顔を出した 「あー仁さんきてたんだ」 あわててビールを隠す 「さやかちゃん急に美人になったな」 仁さんは言う 「男3人で何、コソコソ話してたの?」 空を見ていた克哉が振り向いた 「よし、ユウ出陣の時だ 日本を世界を変えるぞ」 仁さんは笑いながら 「やっぱりこいつ酔ってるな」 みんなで笑った これが俺と克哉の旅立ちだった 第一部……………………完
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