親友

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「克也はこの家の子供みたいなもんだから 困ったときはなんでも言ってちょうだいね… いつか、私たちに何かあったら ユウとさやかの事、頼むわね」 急にそんな話をしだした 俺は、めんどくさそうに 「…別に明日死ぬわけじゃあるまいし 陰気くさい話しするなよ~ はい、おかわり」 おばちゃんは、ビックリした 「ま、まだ食べるの!!」 そんなやりとりを見ていたおじちゃんが笑いながら 冷蔵庫にビールをとりにきた 「まーなんかあったときは 頼むぞ、克也」 ビールを手にとると俺の頭を軽く叩いた 「はいはい」 ドタバタ凄い音をたてて 二階からさやかが降りてきた ユウの妹だ こいつがまたワガママだ
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