親友

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「お父さん、お兄ちゃんまだ? 駅前まで、送ってほしいのに」 俺は、ご飯を食べながらさやかに話しかけた 「よーチビスケ、駅前までなにしにいくんだ?」 克也の方へ首をむけさやかが言う 「あー克也来てたんだー ちょっと用事があるんだよね~」 さやかが、小学生のときは俺とユウの後ろについてまわっていたのに 中学に入ると俺達より 学校の友達とばかり遊んでいた からかいながら、言った 「コンパか? お前、色気がないから 無理だぞ」 ズカズカとこっちに来た 「うるさい!」 そう言うとさやかは、俺の手に噛み付いた
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