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そんな俺の姿を見て
おじちゃんとおばちゃんは
笑っている
「お前たちなにやってんだ?」
声が聞こえた方をみると
ユウが、やれやれと言う表情で立っていた
「あ~お兄ちゃん、お帰りなさい」
噛み付いていた手を離し、嬉しそうに駆け寄る
「お兄ちゃん、友達とカラオケに行くから
駅前まで車で送ってくれない?」
俺は、心の中で歩いて行けよ…と思った
「ああ、わかった」
ユウはほほえみながら言う
「ほんと、どっかの誰かさんと違って
お兄ちゃんは、優しいな~」
俺の方をみた
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