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商店街を歩いていると
いつもの場所に人だかりができていた
その真ん中で、克也が話しをしてギャラリーを笑わせている
(あいつは、歌を歌うより、お笑い芸人の方が向いているかもな…)
それを遠目でみていると
俺の肩を誰かがたたいた
ふりかえると、仁さんがいた
｢お、お久しぶりです｣
仁さんは、刑事で
歳のころで言うと50代半ばぐらいだろう
いつも、俺達のめんどうを見てくれる
少し前にも克也がシュンの学校で暴れたときも
なんだかんだで、仁さんが丸くおさめてくれた
口は悪いが、そんな仁さんが俺は大好きだ
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