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遠征の毎日の中で
たまに顔を出す相澤の話
その度に自分は口を閉ざして時が過ぎるのを待つ。
イジメで言えば
見て見ぬ振りをする第三者。
一番、最悪な奴。
無力で、非力で、勇気の欠片もない
それなのに、イジメてる奴を悪く言う。
中途半端で
イジメてる奴なんかより、陰湿で最低。
惨めさがウザくて嫌になる。
我慢がしきれなくなって、部屋を立ち去る。
「失礼しました、」
と言って
廊下へでる
開口一番に口から吐き出されたのは、溜息。
悪態は常に心の中で。
相澤の話をする人たちに悪意があるにしろ
無いにしろ
聞いているこちら側としては、凄くモヤモヤして晴れない。
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