episode 2

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「…おかえり。」 「あ、ただいま。」 昼休みの間ずっと、机に突っ伏していた自分 友達いないのかって自分でも突っ込みたくなったけど 今日はそんな気分じゃなかった。 「今日も薫先輩お前の部屋行くの?」 「さあ?」 ―――さあ?って… 「じゃあさ、話。聞かして。」 俺の知らない事情。 相澤が話すのを待っているのが、 本当の友情とか、絆とかなんだろうけど 自分は駄目な奴だから、聞かない事は出来ない。 むしろ、本当のことを知りたい。 だから、聞く。 「あぁ、わかった。まぁ、お前にはちゃんと、話すつもりだったから。」 ――――本当かよ。 相澤の言葉も半信半疑な訳だが、 「わかった。夜行く。」 そう答えるしかない。
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